2005/10/10

薬局の仕事(3)

親戚の娘さんが薬学部を志しているいう話を聞きました。もうこれは親御さんにがんばってもらうしかありません、来春より6年制になりますからね

では、薬剤師あるいは、薬学部卒の人がどういう仕事に就いているのか。先月、卒後20周年の同窓会に行ってきました いろんな人がいましたが、だいたいは薬剤師でした あたりまですね
スキー場の近くで、宿泊業をしながらスノーボードを教えたりしている人はいません 私も現在は調剤薬局正社員とクレジットカードを申し込む時書けるようになりましたが、そんな話をしても、薬剤師の仕事を20年続けてきた同級生には冗談と受け取られます でも、白馬や小谷には同じような方が数人いらっしゃるので、かなり救われます ま、現在は一般社会では少し異端児的にみられるであろう人生観の方々に囲まれすっかり私は間違っていない!と何恥じることなく日々生きていますが
そういや、うちの薬局長も、鍼灸師、雀ボーイ、スキー宿や山小屋の居候、ホームレスなどをしていた時代もあるそうですので、平均的国内薬剤師から見ればとんでもない薬剤師の集っている薬局なのかもしれません いやー毎日楽しいわけですね

で、薬学部というのを卒業すると、私達の頃は、多くの男子は製薬メーカーに就職しました。少数派は病院勤め、さらに少数派が大学に残り研究などを続けました。女子は病院、薬局が多く、あとはメーカーや薬品商社(卸し)などです。製薬メーカーも男子の多くは営業(医薬情報担当者)で、研究や開発、品質管理等に少し行きました。女子のメーカー就職組は、学術が多かったように思います
現在の卒業生の就職先を見ると(クラブの会報で)男子はほとんどが大学院修士課程と書いてあります これは私達の時代には考えられなかった事です(というか、そのころの私のクラブの学業成績は著しく悪かった みんな自主的に5年制でした)。大学院の先は....どうなっているのでしょうか 最低でも修士を出ておかないと、就職もきびしいのでしょうか 恐くて聞けません

薬学部というと女性が多いのですが、それが結果なのか、狙ったものなのか、永久就職玉の輿組というのもあります 医師を職とする男性と結婚して奥様をしておられる方ですね
薬剤師免許というのが花嫁道具となるかどうかはわかりませんが、ある程度の学歴として認められ、ジュニアを産み育てるというこれもとても大変な仕事をされていると思うと、これはそれで、すごいなぁと思うのです 医師の仕事量を昔の仕事で見ていた私はそれを支え、家庭を守るというのは大変すぎて、これも私にはゼッタイムリと言い切れます
結果として....というのは、医療現場での出会いというのもあるでしょうし、お見合い話というのもそう言う関係からあるのでしょうね ま、あるんでしょうな たぶんある

うちのクラブの女子というとマネージャーさんだけになりますが、私の学年の3人のマネージャーさんのうち2人はお医者さんと結婚しました あと一人というのが、スーノボード好きが高じて製薬メーカーを辞めて白馬に来るような相手と一緒になってしまったうちの奥さんですね かわいそうですね ま、ご飯を作ってくれなかったり、休日は寝て過したりしますが、文句を言ってはいけません
ま、賃貸ですが、敷地650坪、部屋数10、お風呂が7つもある豪邸に住んでいるのですから、彼女も文句を言ってはいけません 年末年始や冬の週末は寝る部屋も無くなったりしますが おまけに冬は平日薬剤師、週末宿のおばちゃんという休みなしとなるわけですが、残りの8ヶ月は豪邸住まいですから、これはもう贅沢なものです ダメですかぁ

話はすっかりズレましたが、白馬に薬局は3軒あるのですが、うちの奥さんが大きな顔して仕切っているらしい薬局と、その経営者の本店と、もう一軒が私の在学中に私の所属していた研究室の1F下で助手をしておられたO先生がやっているのです 研究の道を選んで大学に残られた先生が何故、白馬に なぞはまだ明かされていません
話はさらに横道へとずれていますが、長いので今夜はこのへんで

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2005/10/09

薬局の仕事(2)

一昨日は、薬局でのレセプトの提出日でした。これで、またひと月が過ぎたわけですね。
9月ひと月で、この患者さんに、この病院から、こんな処方箋で、このような内容の調剤をして渡しましたので、保険分の支払いを請求しますねと言うことを、各保険基金に提出するのですね。
とは言え、私の働いているような大きめの薬局では、このような面倒くさい、大変な仕事は、医療事務と呼ばれる事務職の人たちがほとんどやってくれますので、私などはそれを運んでいるだけです。

この保険請求という仕事は、とても重要な日常業務なのですが、色々ときまりや約束事があって、その内容もなかなか解釈が難解だったりする部分もあるので、医療事務の人たちはこれまたすごいなぁと思いながらも、それはまったく言葉に出さず、すぐばれるウソやつまらない冗談でからかっている私がいるのですね。ま、緊張感ただよう仕事場での一服の清涼剤というヤツでしょうか。

薬局には、薬剤師以外にこの医療事務、受付、調剤助手がいます。
それぞれにスペシャリストの人もいれば、それぞれを兼ねている人もいます。
だいたい、人並みの仕事内容で、それしかしません(できません)と言うのは、社会では通用しないようですね それだけすると言う人は、感動させるくらい出来る人で、たいがいそういう方は、自分の仕事を完璧にこなしながら、他の仕事もできるたりするのでこれはすごいなぁと思うばかりです

私は、薬剤師という名札をつけていますが、換気扇やエアコンのフィルターの掃除、電気機器の取り付けや修繕(切れた電球を取り換える程度ですが)、高いところにあるものを取るといった得意分野(?)があるので、遅刻が多くても、仕事が怠慢でも、首にならずに済んでいるフシがあります。ま、とても威張って言える内容ではありませんが

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2005/09/10

薬局の仕事(1)

病院で処方箋(薬の名前や飲み方を医者が書いた紙)をもらって、調剤薬局に薬をもらいに(買いに)行く。この面倒なシステムを院外調剤と言います。今まで病院の薬局(正式には、あれは薬局ではなく、病院の薬剤部、すなわち調剤所なのですが)で薬がもらえたのに、なんで!とお怒りの方々も多数かと思います。
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↑茶色の大きな建物が総合病院 その左前の三角屋根が私の勤務先 北アルプスの見える最高の環境です

なんでやねん!面倒くさい。2度手間で、病院で待たされ、薬局で待たされ、お金も両方で取られて、値段も高くなった気がする。おまけに医者に話したのにまた薬局で色々聞かれたりアンケート書かされたり と そんな感じやろなぁ

この院外調剤システムの目的は大きく2つになるかな
1)医療費の抑制、保険診療における薬の適正な使用
2)適正で理想的な薬物治療の実現
んー書いてて解りにくい。1)は病院経営の面で薬で儲けられないようにしよう。無駄な薬の処方を減らそう。という感じでしょうか。2)は薬の専門知識を持つスペシャリストによる薬物治療のチェックを患者さん個別にきっちり行おう ということですね
2)に関してはそんなん、今までも病院の薬剤師がしてたんと違うの?と思うのですが、あまり出来ていなかったのですね。病院という一つの組織の中では、どうしても限界があったのでしょう。

そんなこんなで、病院のスタッフからはたぶん、またかぁうるさいなぁと思われつつも、処方内容についてイチャモン、いえ、疑問に感じる事を電話で問い合わせる毎日です。(これを疑義照会といいます)
薬局で患者さんについて得られる病院からの情報は、薬の名前、飲み方、数の書いた紙(処方箋)だけです。薬の飲みあわせ、体質や疾病との兼ね合いが色々あるので、いろいろお聞きしたりする訳ですね。

今日は月に一度の保険申請(たとえば3割負担の方なら頂いていない残りの7割を支払い基金に申請する)提出の日でしたので、こんな事書いてみました。薬局の不思議な事や、しくみ、沢山あるので、また書きたいと思います。

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